北茨城市の90歳になる従姉妹が施設に入所しました。

戦時中縁故疎開をしてお世話になった従姉妹です。数年前から視力が落ちていましたが、一人で頑張って生活していました。息子さんが傍にいて付き添い、川崎に住んでいる娘二人が交代で通っています。今日の話ですと、姉妹揃ったところで相談の上、持っていた遺言書を開封したそうです。13年前に書かれたもので「延命治療はしないように、姉妹仲良く暮らすように、幸せな人生であった、有難う」等々書かれてあったそうです。従姉妹の長き人生を思い、感謝の思いで涙が止まりませんでした。ひ孫の顔を見て分かったみたいで名前を呼んだそうです。大正・昭和・平成の激動期を力強く生き抜き沢山の人のお世話をし慕われた従姉妹の安らかな療養を祈らずにはいられません。

 

天草の中秋の月

 

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