平成4年、16年前の今日、姉が60歳で旅立ちました。今日は17回忌にあたります。東京浅草の<池の妙音寺>で追善供養の法要を営み言問通りの昔から馴染みのお寿司屋(高勢)でお清めの会食をし、皆でテープで姉の歌う「LAST DANSE」を聴きました。越路吹雪が好きだったんです。この長くて短い時の流れのままに、遺された知的障害をもつ甥も45歳になり天草市内の施設のお世話になっているのも有難いことです。60年の生涯を、駆け足で十二分に堪能したであろう姉に思いを馳せ更なる冥福を心をこめて祈りました。
日が短くなり帰路の空には下弦の三日月が白く浮かんでいて、せつなさ、はかなさはひとしおでありましたが、この姉は私が絵手紙を始めたことを全く知らないで、今頃苦笑していると思います。
もしも、お浄土の蓮で憩う姉に私の絵手紙が届くのであれば、私は毎日でも描き続けます。